■輸入元資料より抜粋■
【プリューレロック代表ヤニック氏が語る2020年】
コロナ禍でロックダウンなどもあり難しい年ではあったが、幸運にも畑仕事は行うことができ、いくつかの予防対策などは必要ではあったが、健全で品質の良いブドウが収穫できた。
ドメーヌの歴史上もっとも早く、8月26日から収穫を開始した。今までで最大の150人の収穫人を動員し、短期間で一気に収穫できるようにした。
乾燥した年で雨は少なかったが、必要な時にわずかではあるが雨が降ったので、水不足にもほとんどならなかった。暑い年だったにも関わらず、アルコール度数が高すぎることはなく、ほとんどの区画で12-14度と適度だった。
■ニュイ・サン・ジョルジュ クロ デ コルヴェ(AOC:ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエクリュ)
5.2haの畑。中世の頃に細分化されていた畑は20世紀になってようやくひとつになった。1995年からプリューレ・ロックのモノポール。
この畑では通常収穫を3回に分けて醸造を行う。最初の収穫でミルランダージュした極小ブドウを厳しく選りすぐり収穫し、発酵・熟成させたものを <クロ デ コルヴェ>として瓶詰めする。
その後樹齢の高いブドウ(約70年以上)、最後に残りのブドウ(樹齢45-55年)を収穫し、別々に醸造。樽詰め前の試飲で高い樹
齢と比較的若い樹齢からのワインで差がある場合は樹齢の高いものを<プルミエクリュ ヴィエイユ ヴィーニュ>として、これら以外を<プルミエクリュ>として樽熟成・瓶詰めする。
ただし違いが無い場合は<プルミエクリュ ヴィエイユ ヴィーニュ>としてアサンブラージュして樽熟成・瓶詰するため、年によってこの畑から造られるキュヴェ数は異なる。
※2020VINはコロナ禍の収穫で3回に分けての収穫ができず、ミルランダージュしたブドウも含む、全てのブドウから1つのキュヴェ「クロ デ コルヴェ VV」が造られた。