■輸入元資料より抜粋■
<産地>オーストリア ニーダーエステライヒ クレムスタール
<テロワール>
クノール家は家族経営のワイナリーで、ヴァッハウ渓谷のウンターロイベン村に位置しています。東のクレムスからヴァッハウ渓谷に入ってくると最初にある村がウンターロイベンです。ウンターロイベンはオーバーロイベンとともにデュルンシュタイン属しています。デュルンシュタインはヴァッハウで最も暖かい地域です。
デュルンシュタインでは渓谷は非常に狭くなるため、クレムスからの暖かい空気の流れがここに溜まるのです。西側の方が
気温は少々下がります。そのため、収穫が若干遅くなりますので、ブドウの酸とフィネッセが強くなります。クノールの所有畑は約16ヘクタールで、主にヴァッハウのデュルンシュタインにあります。
<プァッフェンベルク>
畑はヴァッハウとクレムスタールの境目にあります。標高300メートルの高さにあるテラス状の畑。クレムス側の山に線引きされてしまったこの畑。
しかしながらクノールのフラッグシップ畑の一つに当たります。
「ただ単にカテゴリーに分けられただけであってこの土地はまさにヴァッハウのテロワールの畑なんだよと」作り手のメリッヒ・クノールは言います。
<樹齢>平均25年
<植密度>5000-6000本/ha
<土壌プロファイル>
南向きの畑。砂質黄土室土壌に片麻岩。暖かい畑で「ロイベンベルク」畑に似ているが、よりミネラルを含む土壌
<醸造>
このアウスレーゼはその年の天候により出来るリミテーションワインです。最高の貴腐ブドウのみを使用。100%手摘みで収穫。除梗せず1時間から4時間スキンコンタクト。バッチの量により、50~500リットルのステンレススティールタンクで23〜26℃で5日間から15日間発酵。6ヶ月間澱とともに熟成。瓶詰めは収穫の年の翌年の8月頃。
<味わい>
照りのある明るい黄色。パッショフルーツやパパイヤ、花の蜂蜜、そして繊細なアプリコットのコンフィ。熟したジューシーで濃厚桃の果実味が特徴的で、優れたストラクチャーで構成されています。エキゾチックな辛味とクフェールクナイス岩盤土壌由来の高いミネラルを味わいに感じます。長期熟成可能なポテンシャルを持つ甘口ワイン。