新世代作!
麗しオレンジ!!
あの老舗自然派の造り手、ティエリー ピュズラの次世代、ティエリー氏の二人の娘さんが来日し、お披露目試飲会に参加してきました!
当日、色々なワインを試飲することが出来ましたが、試飲と彼女たちの話を通し感じたのは、よりピュアでエレガントなワインのスタイルに向かっているという事。
残念ながら今回、1キュベしかご紹介出来ませんが、このワインも新世代の向かう方向がしっかりと感じられます。
クヴェヴリ仕込みのオレンジワインながら、みずみずしく、透明感とピュアさのあるスタイルで、いわゆる酸化的ニュアンスが前面に出ることのない美しい仕上がりがなんとも印象的です。
父の跡をしっかりと受け継いでいる事が、このワインを通して感じて頂けると思います。
見目麗しいピュズラ姉妹のイメージにもピッタリです(笑)
ティエリー ピュズラの新世代が手掛ける、麗しオレンジです!
■輸入元資料より抜粋■
品種:ソーヴィニヨンブラン45%/シュナン45%/ムニュピノ10%
樹齢:30年平均
酵母:自生酵母
土壌:石灰質・粘土質
マセラシオン:
ソーヴィニョンとシュナンは30hL、
ムニュピノは10hLのアンフォラを使用
プレス後のブドウ滓30%を8ヶ月浸漬
発酵・熟成:
自然酵母で3〜4ヶ月
ソーヴィニョンとシュナンは30hL、
ムニュピノは10hLのアンフォラで11ヶ月
アッサンブラージュ後
ファイバータンクで1ヶ月
テイスティングコメント:
色合いは透明感のある淡い黄金色。黄桃、梨のコンポート、オレガノ、アニスの香り。
ワインはピュアでみずみずしく、透明感のあるダシのようなエキスに溶け込む重心の低い酸、ハーブティーのような優しいタンニンが骨格を上品に整える!
詳細:
今回のクヴェヴリは、ソーヴィニヨンブラン、シュナン、ムニュピノの 3 品種によるアッサンブラージュ。
当初はそれぞれ別々のアンフォラで仕込み、シュナンとムニュピノはアッサンブラージュ、ソーヴィニヨンブランは単体と 2 種類のマセラシオンをつくる予定だった。
だが、瓶詰前に 3 品種を試験的に全てアッサンブラージュしたところ、ドメーヌ全会一致で「一番バランスが良い」との結論に至り、最終的に全てを混ぜ合わせ 1 つのキュヴェにまとめ上げた。2022 年は、ブドウが早熟で太陽に恵まれた年。ティエリ曰く、収量が多かったためジュースはいつもよりライトで品種の特徴が良く表れているとのこと。
醸造は、収穫したブドウを直接プレスしてジュースにし、その中に 30%ブドウの搾り滓を加えアンフォラで発酵させた(マセラシオンよりもむしろアンフュージョンに近い)。出来上がったワインは、ピュアでみずみずしくハーブティーのような優しいタンニンがありエレガント!
透明感のあるスレンダーなエキスの中にしっかりとした旨味があり、マセラシオンというよりもハービーな白という印象がある。
ティエリはこのクヴェヴリの味わいを「ハーブのような優しいタンニンはソーヴィニヨンブラン、ピュアなエキスに溶け込んだミネラルの旨味はテュフォー(白亜紀の石灰岩)の土壌で育つシュナンとムニュピノから来る」と分析する。また、彼曰く、2022 年はスレンダーで早飲みタイプだが、まだタンニンがワインに溶け込んでいる最中なので、ハービーなタンニンが気になるのであればあと 1 年くらい寝かせてほしいとのこと。
INFORMATION
Name | VdF Qvevri Le Clos du Tue-Boeuf |
ブドウ品種 | ソーヴィニヨンブラン45%/シュナン45%/ムニュピノ10% |
生産者名 | ル クロ デュ テュブッフ |
産地 | フランス/ロワール |
Region | France/Loire |
内容量 | 750ml |
WA | −/Issue − |
WS | −/Issue − |
★冷暗所での保管をお勧めします。