■輸入元資料より抜粋■
【産地】オーストリア ニーダーエステライヒ ウンターロイベン
【テロワール】
クノール家は家族経営のワイナリーで、ヴァッハウ渓谷のウンターロイベン村に位置しています。
東のクレムスからヴァッハウ渓谷に入ってくると最初にある村がウンターロイベンです。ウンターロイベンはオーバーロイベンとともにデュルンシュタイン属しています。デュルンシュタインはヴァッハウで最も暖かい地域です。デュルンシュタインでは渓谷は非常に狭くなるため、クレムスからの暖かい空気の流れがここに溜まるのです。西側の方が気温は少々下がります。そのため、収穫が若干遅くなりますので、ブドウの酸とフィネッセが強くなります。クノールの所有畑は約16ヘクタールで、主にヴァッハウのデュルンシュタインにあります。
【クロイトレス】
クロイトレスの畑は、ロイベンベルクの2つのスロープのうち、より東側にあります。その存在は1786年から1787年にはあった事が文献で確認されています。
標高 212-230 m
勾配 平均6% 最大24%
【土壌プロファイル】 ロイベンベルクのふもとにあるクロイトレスは、黄土(レス)から形成されています。 黄土は、風によって運ばれた肥沃で石灰質の氷河堆積物です。
プロファイルには、腐植質が豊富な上部の層と、茶色がかった赤いレスの2つの異なる層が見られます。 この土壌は、近くのロイベンベルクからの侵食された片麻岩(クフェールクナイス)から発達しました。 腐葉土の層の左上には、ドナウ川の氷河の段丘から運ばれた小石があり、ロイベンベルクの山の斜面侵食によってクロイトレスのブドウ畑に運ばれました。
レス土壌からのワインは表現力豊かで、バロック的な豊かさに達することもあります
【醸造】
クノールでは、木樽もステンレススチールも使用しています。スマラクトは主に木樽で熟成させ、シュタインフェーダーはスチールタンクですが、いつもそのように決まっているわけではなく、シュタインフェーダーでも大樽で熟す物もあれば、ステンレススチールで熟成させるスマラクトもあります。
ワインに最適な方法をその都度選んでいます。スマラクトの瓶詰は遅く、7月および8月に行います。
力強いワインにするためには熟成を少し長くする必要があリ、またクノールのワインスタイルから、他のワインより、さらに長い熟成期間が必要だからです。スマラクトの販売は9月から始める一方、シュタインフェーダーやフェーダーシュピールはイースター(復活祭)の頃から販売します。
【味わい】
古典的なヴァッハウワインの味わいが見事に表現されています。パイナップル、ルビー グレープフルーツ、ミネラルの素晴らしいアロマとフレーバー、口中で蜂蜜とバニラ スパイスに変わり、絶妙なハーモニーが全体に響き渡ります。