オート・コート・ド・ボーヌのナントゥーにあるドメーヌで、現在は父であるパスカルと2人の娘（ポリーヌとマリー）でワイン造りを行っている。

所有する14haの畑のうち10haはオート・コート・ド・ボーヌで、4haはヴォルネ、ポマールなどのコート・ド・ボーヌに広がる。どのワインからも漂うのはエレガントさと心地よいナチュラルワイン風味。

インポーターの資料を見る限りではナチュラルなアプローチはしていなそうだが、ワインからはそれらしい雰囲気が伝わってくる。

まだ挑戦し始めたばなりなのかな？というぎこちなさはあるものの、不安定さはありません。

また、21年でも価格がそれほど高騰していないのも嬉しいところで、シャルル父娘にちょっと注目です。

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開けたてから香りの開き方は抜群です。蜜っぽさの中に火薬系のスモーキーさ、そこにアプリコットや麦わら、熟したリンゴのニュアンスが相まって複雑な香りを形成しています。

抜栓後時間が経ってもうま味たっぷりのエキスの軸がぶれず、温度が上がるとローストナッツやキャラメル的ニュアンスも出てきます。

アフターに強い塩気があり、美味しいジュラのシャルドネみたいです（個人的には誉め言葉です）。〈2023年5月試飲〉

◆今飲んで：89点
◆ポテンシャル：89+点
◆飲み頃予想：今〜2040年

〜しっかりと熟した葡萄が育つ特別な区画のシャルドネを使用
豊かな果実味とミネラルが感じられる印象的なキュヴェ〜


日当たりが良く毎年、しっかりと良く熟した葡萄が出来る区画からのワインです。

手摘みで収穫した葡萄はセラーに運び、選果テーブルで丁寧に選別します。除梗した後、空気圧プレスでゆっくりと柔らかく圧搾します。発酵後、フレンチオーク樽で10ヶ月〜12ヶ月熟成させます。

輝きのある金色、白い花やミネラルのノートが感じられるアロマが広がります。非常にエレガントな口当たりです。樽熟成によるローストしたアーモンドやヘーゼルナッツの心地よい風味が感じられます。