■輸入元資料より抜粋■
このキュヴェは、2019 ヴィンテージの Champlitte シャンリットのキュヴェの一部の樽で、18 ヶ月の熟成後もマロ発酵が終わらなかったため、ボージョレをアッサンブラージュして、マロ発酵を促し、フレッシュ感とバランスが生まれるように仕立てたキュヴェ。
ヴィンテージ:NV
アペラシオン:Vin de France ヴァン・ド・フランス
品種:2019 ヴィンテージのシャンリットのガメィ 1/4、2019 ヴィンテージのシャンリットのシャルドネ 1/4、
2021 ヴィンテージのボージョレのガメィ 1/2。
醸造:2019 ヴィンテージのシャンリットは手摘みで収穫したブドウをその場で選果して購入。収穫したガメィの半分は全房でセメントタンクに入れ、残りの半分のガメイはシャルドネと一緒にダイレクトプレスし、その果汁をセメントタンクの全房のガメィのブドウの上に入れて、温度管理は行わずに、野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。圧搾した果汁は通常の発酵、果汁の中に沈められた全房のブドウはカーボニックマセレーションで発酵を起こし、ピジャージュもルモンタージュもフラージュ(破砕)も行わずに自然にマセレーションが行われる。また、サンティニによれば、この手法だと全房のブドウが
果汁に包まれているため揮発酸が発生しないのだという。
10 日間のマセレーションの後、全てを圧搾して、ステンレスタンクに移し、シュール・リーの状態で自発的なマロ発酵。このシャンリットのキュヴェの一部の樽が 18 ヶ月の熟成後もマロ発酵が終わらなかったため、ステンレスタンクでセミ・マセラシオン・カルボニックで醸造したボージョレのガメィをアッサンブラージュして、完全なマロ発酵を促し、ワインにフレッシュ感とバランスが生まれるように仕立てたキュヴェ。SO2 やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2 は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。
総生産量 2,000 本。アルコール度数 12.5 度。2022
年 11 月時点の SO2 トータルは 28mg /l。
Champlitte シャンリットは、ディジョンの北西 30 キロ、コート・ドール県とシャンパーニュのマルヌ県との二つの県の境界にあるフランシュ・コンテ地方の村。1985 年からビオで栽培されている畑で、シャンパーニュと同じ白亜の石灰質土壌で、ガメィとシャルドネが混植されている平均樹齢 25 年の区画。
ボージョレは、ボージョレの最南端にある Bully ビュリー村にある樹齢 30 年の 0.2 ヘクタールの区画のガメィ。