■ワイナリー資料より抜粋■
品種:シャルドネ80%、サヴァニャン20%
土壌:東向き。トリアス紀の粘土質土壌50% 南西向き。バジョシアン紀の石灰質土壌50%
醸造、熟成:除梗して12時間デブルバージュ。空圧式で圧搾。野性酵母を使用して発酵。
サヴァニャンは小樽、シャルドネはフードルと呼ばれる大樽で2年半熟成。サヴァニャンは補酒せず。
瓶詰め前にアッサンブラージュ。清澄は行わない。軽くフィルターして瓶詰。
味わい:非常に複雑な味わいのワインです。クルミやセロリと同様にヴァニラの香り。余韻までスムーズに広がります。
キノコ、特にモリーユ茸のクリーム煮やカレースパイスを用いた料理、チーズなどと相性が良いです。
シャルドネからハチミツ、フロールを伴うサヴァニャンの明確な香り。
2019年らしい明快な果実の表現が生み出すコントラストと調和。
中程度のスケールながら球体的にひろがる果実を酸幕を伴う酸が太い軸となって支えています。
決してフロールだけが傑出することのないバランス。
ひりひりと貼りつくような要素もなく、果実の旨味を描く。
瑞々しく鮮やかな果実が余韻に向かってしっかりと上昇していきます。
ジュラらしいフロールの個性もきちんと感じさせながら癖なく絶妙なバランスで仕上げたワインです。