The 2015 La Estrada is from a vineyard that used to be the backbone in the blend of the Altos de Lanzaga (not produced anymore), where the high altitude provides freshness in warm years like 2015. It has some lactic and smoky notes and is a little creamy, even if there’s also a strong imprint from the chalky soils. 1,920 bottles.

◆パーカーポイント：94点
◆飲み頃：2019〜2028年

ブドウ品種：テンプラニーリョ／グラシアーノ

パートナーのパブロと私テルモはついに、Lanciego（ランシエゴ）のふたつの区画を個々に分けてつくる時期が来たと思いました（2013年までは、分割前の区画からアルトス・ランサガをつくっていました）。

ファーストビンテージは2014年。2015年は、驚くべき複雑さと純粋さを表現したワインとなりました。

このワインがもつテクスチャーは、以前はアルトス・ランサガの核（コア）となっていたものです。2015年は非常に良いビンテージで、テンプラニーリョ主体の豊かな味わいを完璧なものにしています。

ラ・エストラダ・アルタは標高610mに位置するたった0.64haの小さな畑です。ランシエゴ村より高原に位置し、表土が少ない（薄い）土壌です。この標高の高さが、ワインに見事な新鮮さとバランスのよさをもたらします。70年を越える樹齢、テンプラニーリョとグラシアーノの混植畑・混醸、伝統的な株仕立て。

ラ・エストラダ・アルタは北東に面し、ランシエゴ村の中で最も西側に位置しています。白亜質、粘土質であるこの特別な小さい畑の純粋さ、深さ、そして優れたバランスにはいつも驚きを隠せません。その素晴らしさで、アルトス・ランサガをつくる時には、常にこの畑を選んでいました。

2015年は、このワインのポテンシャルと表現力を高める出来となりました。複雑、深く、エレガント。ラ・エストラダ2015は驚愕のワインです。2016年は長い日照りと猛暑の年でしたが、やはりこのワインは素晴らしいテクスチャーとバランスの良さを発揮しました。テロワールがいかに重要かを示す偉大な見本となるワインです。

生産ボトル数：1,920本（2015）、1,880本（2016）