ブドウ品種：フラッパート80%／ネロ・ダーヴォラ20%

標高40m、黒色粘土質、砂質土壌と白石灰岩が層になって重なっている特殊な土壌。

ダリオの挑戦が赤ワイン。元々、伝統的に赤ワインが造られてきた産地だが、近年の温暖化で、徐々に白葡萄に植え替えが進んでいる。黒葡萄はネロ・ターヴォラとフラッパート。完熟が重要だが、ノートの乾燥の中では少しの過熟も許されない。

酷暑でも地下水脈があるので灌漑は必要ない。しかし、収穫時期を逃すとアルコリックで重たく単純なワインになってしまう（3日収穫が遅れるとアルコールは15%を超えてしまう！）。

マセラシオンは24時間。少し冷やしても美味しい、軽やかで香高く、魚介料理とも合わせやすい赤ワインを目指す。

Frappatoは8月下旬から9月初旬、Nero d'Avolaは9月中旬から下旬にかけて収穫。別々に自然発酵し、マセラシオン。(Frappatoは1週間以内、Nero d'Avolaは24時間のマセラシオン）その後、ブレンドし、ステンレクタンクで6ヶ月間熟成。

SO2はボトリング直前に少量を添加。カラニウールは《黒葡萄》という意味。