過去3年間、ドライなシーズンが続き、2019年は降水量が回復してきたとは言え、前年までの乾燥状態の影響が出た。結果として、ブドウの粒は比較的小さく高品質なブドウを収穫することが出来
た。

畑の土壌は風化した花崗岩。灌漑無しのブッシュヴァインと灌漑ありの畑。平均樹齢は30年以上。平均収量：4トン/ha、2750L/haと大変低い。コンクリートのオープンタンクで5日間発酵。

その期間中は2時間おきにパンチダウン。225Lのフレンチオークでマロラクティック発酵を経て熟成24ヵ月。

新樽100%フレッシュなハーブ、土、鉛筆の芯、スパイス、カシス、プラムなど黒系赤系果実、タバコなど豊かで複雑な香り。フレッシュで豊かな酸、ピュアで濃厚な果実味、リッチでなめらか。洗練された細やかで緻密な美しい渋みと引き締まったボディ。果実とオークの風味がうまく融合していて、酸味、ボディ、渋み、余韻、全ての要素が最高レベルでバランス良く調和している。余韻は深く長く、洗練されたクラシックでエレガントなワインに仕上がっている。中盤から後半にかけて赤や黒の果実の風味やミントの香り、肉々しい風味が広がり、また味わいは何層にも重なってくる。牛ステーキ、鉄板焼き、ビーフシチュー、ラムチョップ、熟成したチーズなど。

赤：フルボディ
品種 カベルネＳ 75％カベルネフラン 14％ メルロ 11％
地域 ステレンボッシュ

[プラッター 南アフリカ ワイン ガイド ] 2019VT評価：4.5 STAR 93P
[ティム アトキン レポート 2021’] 2018VT評価： 96 Point

Made from 75% Cabernet Sauvignon, 14% Cabernet Franc and 11% Merlot, the 2019 Paul Sauer offers up aromas of oaky pencil lead, turned earth and dark red and black fruit essences on the nose before layers of oak spices and blackberry flowers appear. Medium-bodied, the wine is still youthful with a juicy and tannic edge, as succulent acidity and a pop of bright red fruit flavors beam across the mid-palate. There is a firm tannic edge on the finish that needs some time in the bottle to find its stride. Give it two more years, and drink over the next two decades.

◆パーカーポイント：93+点
◆飲み頃：2024~2043年