■ワイナリー資料より抜粋■
ワインは、人や風土そのものが反映されるアートです。私たちが敬愛してやまない大野さんだからこそ、毎年このワインを仕込んでいます。アッサンブラージュの割合などは、あまり細かく気にしておりません。ひとりの農家さんが、大切に育てたぶどうたちを、それぞれの方法で醸す。
フィールドブレンドに、それ以上の理由は存在しません。しかしながら、びっくりするほど、毎回うまくまとまります。
この年の仕込みからは、毎年何も手を施さないことに決めております。
AL FIORE のフラッグシップでもあるOro のシャルドネやRosso のメルローの摘房を中心としながら、大野さんからその年にいただけるぶどうを収穫順にタンクに重ねます。その間も、極力手を入れずに、嫌気性発酵に近い状態を保ちながら、発酵が終わるのを待ってプレス。その後、樽でじっくりと酸化熟成させながら、ボトリングの時を待つだけ。
AL FIORE のキュベで、唯一揮発酸を出すキュベですが、その少しネガティブな要素も、バランスによっては、とても良い構成要素の一つとなります。もちろん好き嫌いが分かれやすいので、嫌いな方はいると思いますが、めちゃくちゃハマる人も多いのも事実です。
酸いも甘いも、良い所も悪い所も含めて、人の魅力に繋がることが多くあるように、人生そのものもまた然りなのだと思っております。
そんなとても魅惑のワインに、今年も仕上がっておりますので、どうぞそんなことを思い浮かべながら、このワインを楽しんでみてください。
・味わい : 梅紫蘇、カシス、クローヴ、ケイパー
・シーン : みんなが集まる食卓や、バーベキューなどで2 本目以降に
・温度帯 : 15〜18℃
・グラス : やや大ぶりのグラス、先が少しすぼまったボルドー型やネッビオーログラス
・お料理 : 脂の乗った焼魚、フグ刺、ポン酢、オリーブオイル、黒酢を使った中華料理
・飲み頃 : 今〜2030 年ごろ
・飲みきり: 当日から1 週間程度
Alcohol _ 10%
※上記はリリース時点での一例です。皆様の想像を膨らませながら、思い思いに楽しんでいただければ幸いです。