■輸入元資料より抜粋■
<産地>オーストリア カンプタール シュトラース
<葡萄>ツヴァイゲルト、グリューナー・フェルトリーナーの果皮
<気候>
カンプタールは冷涼な気候にあります。北にある高台から吹く冷たい風と、東から吹くパノニア気候の温かい風がカンプタールで出会います。
これにより日中は暖かく高い温度ですが、夜になると冷え込みます。この寒暖差が葡萄の皮を厚くさせ、アロマと酸が葡萄の実に蓄えられます。
微気候(マイクロクライメット)は、丘毎に異なります。標高は海抜200メートルから500メートルに及びます。丘の間にある小さい渓谷は高原からの冷気を畑に夜間吹き下ろさせるチャネルとなります。
シュトラースはとても特別なマイクロクライメットを持ちます。なぜならシュトラースはドナウ川の平原に最も近い南向きの傾斜地に葡萄畑があるからです。非常に古いボヘミア塊を母岩に持ち、温和なパノニア気候の影響を受け、この特別な土壌と気候のコンビネーションは他に類を見ません。
<フィロソフィ>
自然は最も強い力であるという経験から、アンドルファーでは自然と共に働く事を愛してやみません。土壌は最も賢いものだという知識から、土壌を信じるという決意で取り組んでいます。ワインメーカーは職人であり、さらには芸術家であると考えてます。その仕事には創造力、繊細さ、膨大な量の個性が求められます。オリジン(原産地)と情熱を一体化したワインを作るよう心がけています。
<畑>
カンプタール、シュトラースにある2つの優良畑の葡萄を使用。「ガウチェゥル」は標高286メートルと、319メートルにある1982年に植えられた古樹、レス(黄土)質土樹に砂利質が混ざる畑。「ハーセル」は標高251メートルにある2007年に植えられた樹。レス(黄色質)土壌の畑。
<醸造>
ツヴァイゲルトの80%はダイレクトプレス。20%は色づきのために14時間果皮とともにスキンコンタクトします。発酵は、グリューナー・フェルトリーナーの皮と一緒に10日間行います。ツヴァイゲルトのロゼジュースは味わいにスパイスネスと複雑味と果実味のアロマを与えます。一方グリューナーの皮はワインの味わいに旨味を与えます。4ヶ月間主にステンレススティールタンクで熟成。
一部はフレンチオークで熟成されました。清澄無し、ノンフィルター、瓶詰の際にほんの僅かの亜硫酸を加えました。
<ワイン>
醸造において一切の介入、操作をしていないナチュラルワインです。葡萄そのものの自然なアロマと畑の個性を表現しています。ツヴァイ ゲルトらしいワイルドさも感じられ、ワイルドベリーやチェリーなどの果実味と、グリューナー・フェルトリーナーの果皮から抽出されたスパイシーさが全体をまとめ上げています。