葡萄：グリューナー・ヴェルトリーナー

樹齢：6〜55年

アルコール度数:12％

畑・土壌：フェルム=ゲッツェンドルフ、風が強く冷涼で秋が早い丘陵最上部、標高230M、レス、石灰質

醸造：45％は12〜24時間の短い浸漬、50％を全房のまま5時間かけて圧搾。5％のみアンフォラで果皮浸漬。天然酵母で自発的な発酵、ステンレスタンクと大樽で熟成。

熟成：ステンレスタンクとオーク樽で6か月、4〜6週間ごとにバトナージュ。

ヨハネスより：リンゴ、ハーブ、リフレッシュさせてくれる軽快さ、全方位的な複雑さも備えている。

僕のクラシックなワイン、超軽量級のグリューナー・ヴェルトリーナー。楽しく飲み進んでしまう危険なワインだよ。

ウクライナ問題による物資不足はここにも影響。

通常、ヨハネスのワインは全てジュラを思わせる怒り肩の特注ボトルに入っていますが今回、最も生産量の多いヴェルエ グリューナー・ヴェルトリーナーは通常のガラス瓶でのリリースとなります。

高めのトーンに位置する酸、熟したレモンスプレッド、ライムの清涼な柑橘。

低い温度でスタートすると酸が支配的になるため温度を上げながら大ぶりなグラスで果実を開放させた方がベター。

岩塩を思わせる風味と柑橘の残像を伴う余韻。

秋冬に向けてバランスが向上していく酒質もありがたく使い勝手の良さ。

ヨハネス言うところの楽しく飲み進んでしまう危険なワインです。（2023年8月）