■ワイナリー資料より抜粋■
Type _ White 〜 Amber
Winemaker _ Hirotaka Meguro Alcohol _ 10.0%
Grapes _ Naiagara 56%,Neo Muscat 34%,Seibel 9110 10% Product _ 1,966btl
Grower _ Joe Sasaki,Masao Sato,Yosuke Akiba
Area _Iwate / Yamagata
Technical _ Wild yeast,No sulphites,Additive free,Unfiltered
例年通りトロピカルフレーバー全開なゲンキです。2016 年より始まったネコシリーズですが、このゲンキは 2018 年までナイアガラをメインとしておりました。
しかしながら、納得のいくナイアガラになかなか出会えず、2019 年よりネオマスカットやデラウエアなどをブレンドしながら、トロピカルフレーバー全開に仕込んできました。
そんな折、2020 年に委託醸造者として、岩手県紫波町の若手農家・佐々木譲さんとご縁をいただき、自身で Domaine Hasipa というブランドを立ち上げ、彼が育てたぶどうで、ワイン造りを開始。栽培品種はナイアガラ、ヒムロット、キャンベルなど。
彼のナイアガラを食した時、とても良いナイアガラで、羨ましくもありました。当初に仕込んだワインも、ナイアガラでこの表現までいけるの?と思うくらい可能性を秘めていました。
そして 2023 年、「新規で譲り受けた畑のナイアガラをいりますか?」というご連絡をいただき、即座にお願いしますと答えたことを覚えています。
結果として、2016 年のオリジナルに近いセパージュで、仕込むことができました。ナイアガラ、ネオマスカット、セイベル、異なる 3 つの香り高いフレーバーのぶどうを合わせることで、よりナイアガラの良さが引き立ちます。
2023 年は東北の至るところで、特異な気候による晩腐病という病気が流行し、収量がだいぶ減ったため、いつものポテンシャルまでは、持っていけなかったと思っています。
こればかりは仕方ない。来年は、より良いナイアガラで、もっとその個性を引き出せるワインを仕込みたく思っています。このヴィンテージでも、その良さは十分に伝わるとは思いますが、来年はより期待してください。
◯味わい :黄桃、パッションフルーツ、ホップ、マクワウリ、ピンクペッパー
◯シーン :野菜やお魚を使った前菜との相性が良く、体を動かした後にもオススメ
◯温度帯 :10〜14℃
◯グラス :口の広いモンラッシェグラスなど
◯お料理 :白身魚のカルパッチョや、昆布締めした料理、トマトのお浸し
◯飲み頃 :今〜2027 年
◯飲みきり:抜栓から 5 日ほど
Label designed by ito design studio