■輸入元資料より抜粋■
〈2021年について〉
2021年ヴィンテージはこれまでのところ、ドメーヌ史上最小の収穫量となりました。
GrandOrdinaire,SpatburgunderKanzel,WeissburgunderAmKreuzとリースリングといったキュヴェの多くは、これらの区画のブドウの量が非常に少なかったため、生産することが出来ませんでした。
従って2021年ヴィンテージのスタイルは寒冷な気候を反映しており、アルコール度は低く、とてもフレッシュ。
赤は非常に繊細で、生き生きとしており果実味を持ち、すでによく凝縮しています。
白はおそらく、これまで生産した中で最も興味深いものとなりました。
〈ワインについて〉
葡萄:ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)にシャルドネとシャスラ、エルブリングも僅かに混植されている。
樹齢:70年、1950年代に植樹された古木畑・土壌:オルベルグにある南東向きの急斜面、粘土石灰質土壌
醸造・熟成:全房でダイレクトプレス。228リットルの古樽に入れてアルコール発酵。
最後に軽いバトナージュ。そのまま樽で澱引きしないシュールリーで12カ月熟成。
その後ステンレスタンクで6カ月間。収穫から醸造中はSO2無添加。フィルター無し、
コラージュ無し。ボトリング時に3g/HLのSO2を添加している。
キュヴェMolhin(ムーリン)は石灰質岩盤の段々畑。1950年代に植えられたピノブランがメインで、シャスラ、シャルドネ、エルブリングも少し混植されている畑。
Olberg(オルベルグ)丘の急斜面。シュヴァルツヴァルト森に囲まれて生物多様性が豊な畑。
畑には様々な小動物と百合の花が数種類咲くのが特徴。隣に15mの石灰の絶壁があり、その上にローマ人がこの辺に最初に植えた葡萄畑があったらしい。
ラントヴァインなので丘の名前オルベルグはラベルに記載できない。そのためこの丘のふもとに流れる小川「ムーリン」川をキュヴェ名にした。
柔らかく焦がした樽香、中間からゆっくりと孵化するように大きく広がる。
酸が引き締まり長く持続する余韻、ミネラルキャンディー。