■輸入元資料より抜粋■
〈25年間で3回しか造られていない特別なシャンパーニュ〉
◇最高の年 セレブリス・ロゼ2008
ここ最近の最高の年と言えば、どの造り手も 2008 を挙げるでしょう。ほぼ全ての造り手は既にシャンパーニュ 2008 をリリースしていますが、ゴッセは未だにデゴルジュマンせず、待ちました。
そして、ようやく 2022年 4月にデゴルジュマン。ようやくリリースとなりました。醸造責任者のオディロン・ド・ヴァリーヌは 2008 年をこう評しました。
「完璧な年であるのは解っているが、それ以上に特別に心動かされるヴィンテージです」 以下、オディロンさんのコメントです。
◇2008について/醸造責任者オディロン氏
畑の個性に集中する事は大切です。だからこそ、200 以上のエリア別にワインを分けて保存しているのです。ですが、一番大切なのは味わいなのです。私達は全てのワインをブラインドで試飲してアッサンブラージュを決定しますし、ブラインド試飲で良い状態になったワインだけをリリースしています。これはシャンパーニュで最も古い伝統あるゴッセの伝統です。ですから2008 のセレブリスは今までリリースされなかったのです。
2008 年を理解するには「愛想の良さ」という言葉が重要です。これは 2008 のキャラクターの中心です。2008 は冷涼な年でした。9 月の収穫前に気温が上がり救われたのです。ゆっくり成熟した葡萄は酸度も、しっかり持ちながら多くの要素を保持していたのです。
この年はシャルドネが例年より多く使われました。勿論、ノン・マロラクティックです。冷涼年の酸度の高いシャルドネ。しかも成熟しているので要素が多い。だからこそ、熟成させる時間が必要だったのです。私達は結局、味わいのバランスを得る為に10 年以上澱と共に熟成させてきました。
私の年齢にもなると時間はとても重要です。このようなポテンシャルの高いヴィンテージは醸造も重要な要素ですが、どれだけ熟成できるかという事も重要なのです。
最高の年と言うのは簡単ですが、14 年の歳月を要しました。愛想の良さだけでなく、その後ろにある繊細な世界、深さを感じてもらえたら嬉しいです。
◇Vinous
セレブリス・ロゼ 2008 の際立ってゴージャスな味わいに驚くでしょう。しかもゴッセのハウス・スタイルを完璧に表現しているのです。明るく、極めて優美なファーストインプレッションは飲み手を騙すかのようで、直ぐに物凄い深みや複雑性が追いかけてきます。6.5g/L のドサージュは非常に的確でワインの幅を広げていますし、ノン・マロラクティックのシャンパーニュにありがちなある種の過酷さを和らげています。しかしながら、全体を覆い隠すような事はありません。赤系果実、チョーク、ミント、白胡椒といった複雑な風味がこのロゼのチャーミングさを浮き彫りにします。とても美しいロゼ・シャンパーニュだ。
◇Wine Advocate
蜂蜜のような優雅な香、ビスケット、赤い果実にスパイス。ようやくリリースされたセレブリス・ロゼ 2008 は非常に大きなワインで、豊潤で凝縮感が素晴らしい。そして味わいが多層的で非常に深みがあります。凝縮した果実はノン・マロラクティックの美しく尖った酸と一緒にいる事で非常にドライで繊細なワインにしてくれています。この素晴らしいストラクチャーは相当の辛抱をゴッセに求めたはずです。これだけ長く熟成させる判断は素晴らしい。
セパージュ: 72%シャルドネ(アヴィズ、クラマン、キュイ、ヴェルテュ)/18%ピノ・ノワール(アンボネイ、アイ、ブジィ)
ティラージュ: 2009 年 6 月
デゴルジュマン: 2021 年 4 月
ドサージュ: 6.5g/L