■輸入元様資料より抜粋■
【キュヴェ】18世紀末から19世紀にかけて、かのナポレオンやビスマルク、フランス王ルイ・フィリップ、イギリス王ジョージ4世など、ヨーロッパの王侯貴族が競って獲得しようとした
珠玉のデザートワインで、ミュスカ・ド・フロンティニャン種から造られています。このキュヴェを造るためには 、
《長く厳しい冬と涼しい春により、芽吹きが通常より2週間遅れる》 という気候条件が欠かせず、また一年を通して昼間が温暖で夜は寒くなくてはならず、常に乾燥している必要があり、収穫期にはブドウは完熟していなければならないという非常に厳しい条件付きであるため、これらを見事にクリアした
最良年にのみリリースされます。2015年にセラーが改装され、このキュヴェ専用の設備空間が完成しています。
【品種】ミュスカ・ド・フロンティニャン 100%
【2016年VTG】干ばつのため1986年以来最も早い収穫でしたが際立って美しい酸と果実味を得られました。
【収穫】豊かな酸と凝縮した果実味、そして完璧なバランスを求めるため、厳格に見極めながら
何回にも分けて手摘みにて行われます。【発酵】糖度や酸度により数バッチに分け、ステンレスタンクにて厳格な温度管理のもと自然発酵
【熟成】《50%》フレンチオーク新樽 《50%》ハンガリーオーク樽とフレンチアカシア樽(500L)
平均3年間樽熟成?澱引き?ブレンド?タンクにて6カ月静置?瓶熟成2年間以上?リリース
【ボトル】18世紀当時のボトルは全てハンドメイドで吹きながら形成していたため、ボトルの底が靴先のようにゆがんでいたものが多くあったため、あえて当時のままの形を再現したデザインを施しています。
【外観】明るく黄金に輝く濃いイエロー
【アロマ】深くて複雑なアロマには柑橘類の花、桃などの核果の果実、セビリアオレンジのマーマレード、ハチミツ、バターなどのクリーミーなニュアンス、
ジンジャーやフレッシュなナツメグなど魅惑的な香りが感じられます。
【味わい】非常にエレガントな口当たりで、
上品な酸味とリッチな果実味が完璧なバランスを保ちながら口いっぱいに広がり、クリーミーさと
僅かな渋みを伴う爽やかで美しい余韻がいつまでも長く続き、食欲をそそります。
【アルコール度数】14.0%
《甘口ワインと「コンスタンシア・エステート」のヒストリー》
BC.800年:キプロス島《コマンダリア》(パスリヤージュ:藁ワイン)誕生
1630年頃:ハンガリー《トカイ》甘口ワイン誕生
1685年:《コンスタンシア・エステート》設立
1730年頃:ウクライナ《マサンドラ》誕生
1777年:《コンスタンシア・エステート》をヘンドリック・クロートが買収
1783年:ドイツ《トロッケン・ベーレン・アウスレーゼ》開発
1700年代末:ボルドー、ソーテルヌ誕生 (格付けは1855年)