ピュリニー・モンラッシェと双璧を成す白！

2024年7月、世界3大貴腐ワインの1つ〈ソーテルヌ〉を名乗れるバルサック村で、1600年代まで遡る歴史を持つ〈シャトー クーテ〉より、Aline Balyさんがご来店、試飲を交えお話を伺いました♪

ソーテルヌというと一括りにしがちだったのですが、実はソーテルヌ村とバルサック村では土壌が異なり、当然出来上がるワインの味わいも違うのです。

ソーテルヌが砂質や砂利が主体なのに対して、バルサックは石灰や粘土質のため、酸とミネラルがワインに表現されています。

そんなバルサックのテロワールを最も表現しているシャトーがクーテで、クーテ（＝ナイフ）という意味があるように、スパッと切れる味わいが特徴的。

実際、試飲してみると貴腐ワインらしい甘美な味わいの中に、キラキラとした酸が散りばめられていて、全く重すぎることなく杯が進んでしまう美味しさなのです！

Alineさんいわく、クーテは食前酒にはもちろん、食中にもお勧めとの事で、ロブスターやチキンの料理と合わせたりするのだとか。

なので、英語で話している中ではスイートワインとは言わず、ゴールドワインと表現してました。

そんなバルサックだから、2010年より造り始めた辛口白の〈オパリー〉は、ブルゴーニュ白の銘醸地ピュリニー・モンラッシェと双璧を成すと言っても過言ではない風格！

ピュリニーは村名ワインでも1万円を優に超えてしまうので、オパリーがとんでもなくお値打ちであることは間違いありません！

普段は甘口を飲まれない方、偉大な白ワインはブルゴーニュに限るという方も、是非とも飲んで頂ければ、絶対に新しい世界が開けると思います！！