■マイケル・エドワーズ氏著 『ザ・ファイネスト・ワインズ・オブ・シャンパーニュ』より抜粋■
10ヘクタールを所有する、ラエルト・フレールは、土壌を知り、畑仕事に勤しみ、進化する醸造技術の中で成すべき事を見極めれば、あまり有名でない地でも、素晴らしいシャンパンを生み出す事が出来ることを証明している。
父ティエリーと、息子オーレリアンのような、創造的な造り手にとって、72にも細分化された多様性のある所有区画も、その個性を生かしたキュベを造り分ける事の出来る贈り物のようなものである。
その区画の個性を生かしたシャンパンを生み出すというファミリーのポリシーの元に生み出される、充実したキュベは、ブルゴーニュ・ワインがそのままシャンパンになったようなものであり、畑の個性を真に生かしている。
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