■輸入元資料より抜粋■
〈自社畑100%新キュヴェ 次世代の個性〉
2 人の息子、1 人の娘が加入して活性化するドラピエ。全てのトラックは電気自動車に変更され、弟アントワンヌは馬を 3 頭購入し、馬での耕作を開始。兄、ヒューゴは古代品種の見直しで新しいキュヴェが続々完成しています。
そして、一気にあか抜けたエチケットは娘シャルリーヌによるデザイン。次世代の 3 人が協力して仕上げた新キュヴェ「クラレヴァリ」が入港しました。
今まで出てきたキュヴェは試験的な限定キュヴェですが、今回のクラレヴァリはドラピエの主力として育てていくつもりの新定番ワインです。カルト・ドール、ブリュット・ナチュールに続く新定番ワイン。ですが、当面の生産量は限られてしまいますのでご注意下さい。
ブドウ品種:ピノ・ノワール75%/ピノ・ムニエ10%/シャルドネ10%/ブラン ブレ5%
〈畑について〉
クラレヴァリはコート・デ・バールにピノ・ノワールを伝えたと言われる修道士サン・ベルナールが 1115年に建てた協会の名前から名付けられました。
コート・デ・バールの象徴の名前です。葡萄は全てウルヴィルの自社畑(馬で耕作)、しかも急斜面の畑のものが使われます。
シトー派の時代に作られた畑です。葡萄品種は 5 種類のクローンのピノ・ノワール。キンメリジャン土壌でミネラル豊富に育つムニエ。バールの成熟したシャルドネ。そして、本当の白と呼ばれる古代品種ブラン・ヴレイ(ピノ・ブラン)を使用します。
土壌はジュラ紀後期、1 億 5700 年?1 億 5200 年のキンメリジャン土壌で粘土の中にキンメリッジ石灰岩が混じります。エグゾジラ・ヴィルギュラと呼ばれる小さな牡蠣の一種の化石が多く含まれます。この土壌は葡萄を完熟さえると同時にヨード的旨味、ミネラル感を与えてくれます。
〈ワイン造りについて〉
醸造は 1152 年に修道院達によって作られた歴史あるセラー(ドン・ペリニヨンより古い時代)で行われます。収穫は全て手作業で行われ、ドライアイスで酸化から守りながら空気圧プレスに投入。ここでも窒素を充満させ、酸化防止剤なしで酸化から守ります。
コカールを使用しないのは、できるかぎり優しく過度な抽出を避け、繊細さを得る為。
ファーストプレスのみをポンプを使わずに重力で発酵槽へ移動。この間の管の内部も窒素で満たします。ウルヴィルの野生酵母のみで自然発酵。
マロラクティックも自然に任せます。醗酵終了後、3 ヶ月間熟成させてからティラージュ(ノン・フィルター)。瓶内 2 時醗酵。
熟成後、デゴルジュマン時に 4g/L のドサージュ。15 年熟成させたピノ・ノワールのリキュールを使用。総 SO2 量は 20g/L。