■輸入元資料より抜粋■
太平洋近くの畑から造られる、表情豊かな香り溢れる、エネルギッシュかつ緻密な味わい。
セパージュ:ピノ・ノワール100%
〈ワインについて〉
説明:
こちらはワイナリーの創立者であるスティーヴ・キスラー氏の長女の名前が付けられたワインです。
2008年に購入したボデガ・リッジは、太平洋から8kmも離れていない場所に位置しており、海から霧や風の影響を受けます。
その中でも下層に位置する畑から、単一畑キュヴェとして「ランニング・フェンス・ヴィンヤード キュヴェ・キャサリン ソノマ・コースト・ピノ・ノワール」の2016年ヴィンテージを初リリースしました。
土壌は、ボデガ・ヘッドランズの畑に非常に似ていますが、こちらの方が砂利が多く、保水力がやや低いことがポイントで、凝縮感のあるブドウが育ちます。
約26haほどの区画に植樹されたブドウ樹はドライファーミングで管理。ブドウ樹の台木にはリパリア・グロワールというイタリア系の台木を使用しています。
カリフォルニアでこの台木が使用されることは滅多にありませんが、弱い樹勢と短い成長周期が果実の成熟を促す目的で採用。沿岸部に広がるこの畑では重要な役割を果たします。
夜間に手作業で収穫を行い、約13℃に保たれたままワイナリーへと輸送。選果に関しては、房ごとに選び抜き除梗機に通した後、更に選果するなど厳しく取り組みます。
100%除梗したブドウは、野生酵母を用いて開放発酵槽にて発酵。発酵温度の調整のため、優しくパンチング・ダウンを行いますが、基本的にフリーラン果汁のみを使用します。
マロラクティック発酵後は、新樽比率約25%のフレンチオークで約12カ月間熟成。澱引きを行い、無濾過・無清澄で瓶詰めされます。
ボデガ・ヘッドランズ・ヴィンヤード キュヴェ・エリザベスと、SWKヴィンヤードを掛け合わせたように華やかで複雑なアロマが特徴。しっかりとしたストラクチャーが印象的な1本で、エネルギッシュかつ緻密な味わいが余韻まで長く続いていきます。
テイスティング:
ラズベリーやクランベリー、カシス、ブラッドオレンジの皮などの果実のアロマに、スミレ、ラベンダー、ミント、白コショウ、リコリスやアニス、茶葉、ウッドスモーク、砕いた石や塩のミネラル感のニュアンスが重なったアロマが漂います。
口に含むと、非常に繊細ながらも力強く、活気に満ちている印象。鮮やかな酸としなやかでスエードのような質感のタンニンが、引き締まった骨格を形成します。
潮風のようなミネラル感を伴い、生き生きとした果実味がアクセントとなる、長い余韻が続く1本。ヴィノスでは「爽やかで洗練された2023年ヴィンテージは、張りとエネルギーに満ちたワインだ」と評されています。
醸造:100%除梗。野生酵母を用いて開放発酵槽にて発酵。優しくパンチング・ダウン。マロラクティック発酵。
熟成:新樽率25%のフレンチオーク樽にて11カ月間熟成。無清澄・無濾過。2025年11月に瓶詰め。
農法:オーガニック、サステナブル。
ヴィンテージ情報:
2023年は涼しい期間が長く、個性が際立った軽やかで繊細な仕上がりのヴィンテージ。冬には雨が多く、その後は冷涼な春が続き、萌芽と開花は例年より遅れました。
夏の間は沿岸の畑では気温が約20℃を超えることは少なく、太陽が顔を出すのは数時間だけで、その後は海からの霧が畑を覆う日々に。この条件によりフェノールの成熟と風味の発展は緩やかに進み、収穫は2022年より丸5週間遅れての9月末から10月中旬に実施。
記録的に長い生育期間は、特に色付き後の畑で忍耐と継続的な注意が求められましたが、その対価として、沿岸の個性が際立つ、表現力豊かで口中を潤してくれるピノ・ノワールに仕上がっています。
また、醸造では自然発酵による一次発酵と二次発酵を経て、7月まで澱引きされずに樽で熟成。その後、タンクに移され、2025年11月に瓶詰めされました。
評価:
WA:96+
WS:98
VINOUS:96