樹齢50年。急斜面の畑で石灰岩比率が極端に高く痩せているバ・ド・コンブとオー・ラヴィエールのアッサンブラージュ。ニュイ・サン・ジョルジュらしいリッチさ、力強さ、ストラクチャーがあり、特徴的なブラックカラントの香。口中はフレッシュで真っ直ぐな味わいで立体的。

20年という暑さや厚さを全く感じさせない繊細な赤黒果実香。そこにN・S・Gのきれいな土が洗礼性を持って香る。口に含むと液体にはやはり凝縮しているのに極めて優しい。そこにうま味を伴った複雑な味がバッチリ乗っている。心地良い甘さのある果実味にきれいな酸、そして後半のほろ苦さ。思わずいきなりパーフェクトと呼びたくなる村名ワイン。〈22年6月試飲〉
※750ｍｌの記事になります

◆今飲んで：９２点
◆ポンテシャル：９３点
◆飲み頃予想：今〜２０４０年