■輸入元資料より抜粋■
ジュビレーションとは祝祭、歓喜、最大の喜び、将来への祝福。
2022年英国エリザベス女王の在位70周年のお祝いは「プラチナ・ジュビリー」と呼ばれ同じ派生語。過去の栄光を称え、将来の成功を祈り祝福する言葉。
コルギン・セラーズから、将来はコルギンとなっていくワインに祝福の気持ちを込めて世に送り出す新しいブランド。
ジュビレーションはコルギンの3種のワイン(シラーを除く)になる樽をセレクトした後、あるいは最初から早く飲んで最高の味わいを示すと予測される樽をセレクトして造る新しいブランドです。初リリースは 2016年、3年目の2019ヴィンテージが初めて日本に輸入できました。
アメリカ国内と海外では日本とカナダのトロントだけに輸出されている非常に貴重なワインです。
最新コルギン情報:コルギンのワインは4種。ナパ・ヴァレーの東ヴォカ山の丘陵にあるプリチャード・ヒルの自社畑ナンバー・ナイン・エステートから2種、セント・ヘレナ北西丘陵の自社畑ティクソン・ヒルから1種、セント・ヘレナ市街の西側、銘醸畑が連なる山裾にデヴィッド・エイブリューの自社畑マドローナ・ランチから1種が現ラインナップ。2017年に LVDM 社が 60%の株を取得。
その潤沢な資金を受け2020〜2021年にかけ新しい畑を開墾。プリチャート・ヒル/ナンバー・ナイン・エステートの対岸の丘に約2haの未開拓の土地を取得。かって2000年ナンパ・ナイン・エステートを開墾した時と同じように、土壌深く埋まる火山溶岩の巨石を掘り起こし粉砕、最新技術で土壌を整え、選び抜かれた台木・クローン(多くはコルギン自社畑から選抜)が植樹された。ここからワインができるのはまだまだ先だが、今後このジュビレーションに加わっていくだろう。プリチャード・ヒルはブライアント、シャペレー、コンティニュアムがある真正プリチャード・ヒルと、コルギン、オーヴィッドがあるヴォカ・ヒルとの間に断層があり微妙な土壌の違いがある。新しい畑は真正プリチャード・ヒル側にある。 下左写真:開墾中の新しい畑。ワインメーカーのアリソン・トージアが掘り起こした巨石の上に立つ。彼女の背後に断層を挟んで、IX エステートが見える。
畑:ナンバー・ナイン・エステート(プリチャード・ヒル)、ティクソン・ヒル(セント・ヘレナ)、マドローナ・ランチ(セント・ヘレナ)
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン(50%以上)、カベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルドヴィンテージ:2019年は冬にたっぷりと雨が降り、葡萄の樹は十分な水分を享受した。湿気を払う為に枝葉の風通しに気を使い、夏には厳しい間引きを房と房の大きさにも行った結果、凝縮した健康な状態で夏を乗り越え、気温がぐっと落ちた9月から10月初旬にはフレッシュさと秀逸な酸を保ちながら、ゆっくりと成熟していった。10月中旬の2週間で収穫が行われた。
醸造:コルギンと同じ醸造方法。畑で選別、夜間にワイナリーに持ち込まれた葡萄はその場で選房、更に選粒。ステンレスタンク発酵(品種により一部は大樽発酵)、仏産樽で熟成。樽選抜後ブレンド。
味わい:ナパ・ヴァレーのカベルネをわかりやすく、チャーミングかつ複雑に表現している。
赤系ベリーとコルギンの特徴でもある香り高さが十分に現れ、土壌から来る黒鉛と砕いた岩のミネラル感が印象的。香ばしいタバコと柔らかいハーブのニュアンスがカベルネ・フランの個性を思わせる。
継ぎ目のないタンニンと驚くほど滑らかな口当たり、硬さはなく、
リリース仕立てでも完成され、紛れもなくすぐに楽しむことができる。