品種：ガメイ 樹齢平均51年

マセラシオン：マセラシオンカルボニック ホーロータンクで11日間

発酵：自然酵母で17日間

熟成：ファイバータンクで6ヶ月

2019 年は歴史的な猛暑に見舞われた年。当初は 2003 年のような暑い年のボリューム豊かなワインができると予想されていたが、実際は、アルコール 12.5%と度数は例年並みの果実味がジューシーでミネラリーなワインが出来上がった！

カリーム曰く、2019 年は気候の変化が複雑な年で、夏の前半に歴史的な猛暑が襲い、いったんブドウの成長にブレーキがかかり、そこでしっかりと酸が残り、その後、後半は収穫までむしろ涼しいくらいの夏が続いたおかげでブドウ熟成がゆっくりと進み、結果いつも以上にミネラルと酸が強調されたシルーブルが出来上がったとのこと。

ワインは、カリームの言う通り滋味深くスパイシーで、チャーミングな果実味に溶け込む鉱物的な心地よい苦みが絶妙なアクセントとなっている！今飲んでも十分美味しいが、欲を言えばあと数年寝かせて果実味とミネラルが馴染んで一体となった状態のモノも飲んでみたい！

味わい：
ダークチェリー、クランベリー、青いアーモンド、甘草、檜、タバコの葉、鉛の香り。

ワインは艶やかかつほんのりスパイシーで、明るくチャーミングな果実味に溶け込む繊細な酸と滋味深ミネラル、心地よい苦みのあるタンニンがタイトな骨格を形成！