1978年に父ジェラール・ポテル氏が取得したポマール村の畑で古いものは1928年植樹とドメーヌで最も高い樹齢を誇る。

1992年よりビロジックを採用しており、この栽培法が高い品質をもたらしてくれるという指標となっている。かつてはAOCポマールとして公式に認められていたという歴史的事実からも限りなく村名の品質を持つワンランク格上のブルゴーニュ・ルージュ。

《2018年について、ニコラ・ポテル氏のコメント》
2018年はドメーヌにとって想定外のヴィンテージとなりました。

数年来続いていた雹や霜といった被害が一切無く色々な意味で《豊富》という言葉が相応しい年です。育成期間を通して天候に恵まれて収量は全アペラシオンで51hl/haと充分であり品質も申し分ないぶどうを確保出来ました。ぶどうの成熟具合は糖度、フェノール類共に格別であり、収穫は9月4日ニュイ・サン・ジョルジュのオー・シェニョから始めましたが、その時点で潜在アルコール度数は13.5％あり、9月21日のオート・コート・ド・ボーヌ区画にて無事終了となりました。

醸し期間は21-31日と長めに取り、その間は極力手を加えないように心掛けました。仕上がりのワインは素晴らしい出来栄えで、とてもアロマ豊かでシルクの様なタンニンを持ち、複雑な骨格が表れています。若い内からも楽しめ、そして長い熟成にも耐えうるポテンシャルを秘めています。（ニコラ・ポテル）