「各地のワインを試飲する日々で、最も興奮させられるのは新しいスターに出会った瞬間だ。ブルゴーニュにそうそうそういるはずはないと思っていたが、奇跡的に発見した。ブノワ モロー（Benoit Moreau）。シャサーニュ モンラッシェのベルナール モローの次男である。」

「ピエール イヴ コラン モレに続くスターの誕生と、興奮したが、世界の評価も同様に沸き立っている。各国のインポーターが「ブルゴーニュの次世代のリーダー」と称賛している。

メイユール ヴァン ド フランスは、ドメーヌ創設2年目の2021ヴィンテージを評価した昨年の2024年版で2つ星を与えた。」(〈Wine Report〉より抜粋）

稀にみる逸材でとして注目を浴びる、ブノワ モローをご紹介します。

〈シャサーニュ モンラッシェの新星：ブノワ モロー〉

シャサーニュ モンラッシェの名門「ドメーヌ ベルナール モロー」の次男として、1990年から父ベルナールのもとで約20年間ワイン造りに携わってきたブノワ モローが2020年に立ち上げました。

2020年は買いブドウから、2021年からは、家族から引き継いだ4.2haの畑を本格的に運営し、自らのドメーヌとしてワインを瓶詰めしています。ボジョレー地方にもシルーブル、モルゴンの畑1.7haを取得しました。

栽培と醸造へのこだわり：
ブノワはビオディナミ農法を実践し、認証取得を目指しています。土壌の圧縮を防ぐために小型の機械を使用し、できる限り手作業で畑を管理。シャサーニュ モンラッシェのピノ ノワール区画ではルロワ、シャルル ラショーやルイ ロデレールが行う樹冠を編む「トレサージュ（枝の編み込み）」にも挑戦しています。

ワイン造りでは、白ワインは完熟ブドウを破砕 圧搾し、野生酵母で発酵。228L、300L、500Lの古樽を用い、18か月間熟成。赤ワインは煎じるような醸造を目指し、過度な抽出を避けルモンタージュを採用。

瓶詰めには高品質の天然コルクを使用し、蝋封することで品質を保持しています。

ブノワ モローが手がけるワイン：

◇白ワイン

シャサーニュ モンラッシェ村名（1.4ha 6区画）：「シャリエール」はクリオ バタールに隣接する南向きの畑を含み、最も早く収穫される。1年樽熟成＋6カ月のステンレスタンク熟成。

シャサーニュ モンラッシェ プルミエ クリュ：「マルトロワ」「シャンガン」、モルジョ内の「フェランド」「カルドゥーズ」、樹齢85年の「グランド リュショット」。カルドゥーズとグランド リュショットは1年遅らせてリリース。

その他:
サン トーバン、コルトン シャルルマーニュなど

◇赤ワイン:シャサーニュ モンラッシェ ヴィエイユ ヴィーニュと1級

その他:
クリュ ボジョレー（シルーブル、モルゴン）